けんたま、伊豆・鎌倉に行く その7 | シアワセノテイギ-シナリオライターけんたまのいろいろなこと-

けんたま、伊豆・鎌倉に行く その7

横浜はホテルである。


今はホテルも安く泊まれる時代。いい所見つけてきたよK君。全員ホテルの高級そうな態度にドギマギする。三人部屋だったが明らかにひとつだけベッドを足したような感じ。じゃんけんで負けてN君がそのベッドへ。


「TVが近いからいいもんね」と負け惜しみを言うN君。彼はこの後TVをほとんど観ないで寝てしまう。けんたまはインターネットで中華街の情報を検索。あ、近いんですココ。中華街、あるいて三分。嫌がらせのため名前は教えませんが・・・。


で、話し合いと半ばけんたまの希望により「華王飯店」に行く事とする。お目当てはN君が食べた事がないと言う「ふかひれチャーハン(1800円)」である。


まあ案の定迷うんですけどね。この三人最悪ですよ。どうでもいい(どうにかなると思ってる)AB型のN君。おおざっぱなO型のK君。適当が代名詞のB型のけんたま。ただ集中すると強いのがB型のいい所(ムラがあるとも言う)。早速取り出したるは携帯ナビ!いや~便利ですAU。僕、携帯ナビ知ってから迷う事ありません。知らない土地に行ってもカレー屋やユニクロに連れて行ってくれます。知らない土地行ったらカレー屋かユニクロにしか寄らないですから!


というわけでなんとか到着。ビールで乾杯。昨日飲みすぎたので今日は控える事にする。んで、ふかひれチャーハン(二つ)と酢豚とマーボー豆腐となんだかのクリーム煮と海鮮おこげを注文。店員は多少愛想が悪かったのだがまあ異文化ということでご愛嬌。前のカップルが心痛な顔をしている。何かあったのだろうか?気にせずに食べる事にする。


この店早いです、出てくるの。一気にガツン出てきました。味の方は結構美味い。マーボー豆腐にはホタテとか入ってるし、高級っすよ。庶民の俺たちにはびっくりですよ、値段もびっくりですよ。つーか量多いですよ。小食の二人に加えダイエットをしているので胃が小さくなっているけんたまですもん。ついつい苦しくなって心痛な顔に・・・ん?あ、そーゆーわけか。納得。


既にカップルは去っていて新しいカップルが登場、初々しい。でも男の顔が誰かに似ている。


「あいつ、アレに似てるよ・・・なんだっけ?昭和の芸人」


「昭和?」


「昭和っぽい。古臭いの。相方が『ミルフィーユ』ってやるやつ」


「知らないなあ」


「つまんないのがウリで・・・ほら、『銭金』にも出てる」


「くりーむしちゅー?」


「いや、違う」


「銭金に出てるのって、土田でしょ?あとくりーむしちゅーと東、たまに伊集院」


「スペシャルとかで出るんだよ、オレンジ色の着てさ」


「オレンジ・・・土田?」


「違う・・・あのカレーの回でインドネシア人と絡んで・・・あっちの方が面白かったという」


「あー『ますだおかだ』」


「そう、岡田」


まあ別に似ていてもそれがどうしたと言われればそれまでなんだが・・・。この後、話は「おかだは本当につまらないのか?」などと激論が始まり、そのカップルの事は頭から離れていった。その後このカップルとは三度ほど道端で会うことになる。狭いな中華街。


そう、今回気づいたのは「中華街は意外に狭い」ということである。その割には「わかりづらい」、だってけんたま実は結構行ってますよ中華街。いまだにわからんもん。ただ早足で歩くとあっという間にメインストリートは終わる。


この後けんたまが記憶の角に残していた「入り口を入ってすぐ右に行くと服屋があり、そこで前の彼女に服を買ってあげた。チャイナなのだがチャイナチャイナしておらずシンプルで日常でも着れる服が売っているお店。どの入り口かはわからない」という場所を求め歩いたのだが結局わからなかった。この説明でピンと来た方はメールください。右と言っても沿いではなく、奥に入っていき、またそこに何店舗かあってそのうちの一つだったと思います。


中華街を去り、三人でコンビニへ。けんたまがオロナミンCを買っていると二人が女の子から逆ナンされているではないか!?「すわっ何事」と急いで彼らの元へ向かったが既に話は終わっており一言も話せなかった。最近女の子とめっきり話す機会がないけんたまにとってとても残念だった。聞くところによるとナンパではなく、静岡の行き方(高速の乗り方)を聞いていたらしい、外に出ると運転席には彼氏が座っていた。しかしお姉さん、聞く人間違ってます。かたや「いわき市民」だし、かたや「八王子市民」ですよ。わかるわけないじゃん。どうやら二人もかなり適当に答えていたみたいだ。そして話題は「なぜ(運転をしている)彼氏が直接聞きに来ないのか?」という話で盛り上がる。少なくとも道路の名前は彼氏のほうが知っている。しかも運転する方が聞いた方が又聞きにならなくてわかるのではないか?男尊女卑か?などと話は尽き止まない。


結局「まあかわいかったから良しとしよう」という結論で終了。ホテルへ帰還する。女っ気のないこの旅で一番の潤いだったから(´Д`)俺、話してないけど。